坊主は憎いが、袈裟に恨みはない
坊主は憎いが、袈裟に恨みはない
おそらくPCの向こう側で眉を顰めている良識的なブロガーさんが
沢山おられると思います。
木下恵介監督に関しては、まだそれほど作品を観ていないので、
速断は避けるとしても、
主役を張った時の仲代達矢さんの力んだ演技には、
私は耐え難いものを感じてしまいます。
「演技」と言うものを勘違いしているのではないかとさへ思う。
こういう事を書くと、感情的に反発をする人に言いたいのは、
別にこの方を個人攻撃している訳ではないという事。
黒澤組にも、たけし軍団にも入りたくない。
おそらく両者とも、個性が強い人なので、
一緒にいるのはしんどいだろうと思います。
むしろ、無人島で二人で暮らすなら、
二人ともきっと思いやりがあって優しくて、安心できるでしょう。
それとこれとは、話が別なのです。
ウディ・アレンの私生活のだらしなさは、
見事な作品群とは関係がない。
キャサリン・ヘップバーンが4度もアカデミー主演女優賞を貰ったのは、
彼女の演技が優れていたからであって、
人付き合いがよかったせいではない。
中根千枝さんは、
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という感情と論理が切り離せない日本人
と表現をしていますが、
美女が記者会見して泣こうが、捏造は捏造なのであります。
これからも、こういう姿勢で臨んでいきたいと思います。