今頃、映画「AKIRA」を再見する!

今頃、映画「AKIRA」を再見する!

1988年 日本

 

 
所謂ジャパニメーション
(もう死語?)が
海外で認知されるようになった先駆け的作品で、
実写映画化のうわさが絶えない、大変評価の高いアニメAKIRAですが、
私は以前に一度観たきりで、その内容を忘れてしまっておりました。
もう一度観直そうと思って、DVDを借りてきた次第です。
 

 
 
確かに、ディズニーアニメが、子ども向けの話しか作らないのと対照的に、
日本のアニメは、エロから哲学までその扱う範囲が広い。
AKIRAを、何十年ぶりかに観直して、その扱う主題の広さと、
音楽の斬新さには感心致しました。
アニメーションの水準も、この時代のディズニーを越えていたんじゃないか?
マイケル・ジャクソンがこのアニメをいたく気に入って、
自分のビデオクリップに似たようなシーンを使ったのは有名です。
 
 
 
 
ただ、(←ホレ、ケチ付けるのが始まった。
こういう、SFと宗教を絡めた話は、あんまり新鮮じゃないんですよね。
何と言っても、映画での元祖は勿論「2001年 宇宙の旅」(1968年)
スターウォーズの”フォース”も、機動戦士ガンダムの”ニュータイプ”も、
このキューブリックの映画の影響抜きには語れないでしょう。
だから、私はちょっと退屈。
 
それと、意味もなく繰り広げられる都市の破壊シーン
アニメだから、安上がりに作れるんでしょうけれど、
延々と続く都市の破壊シーンは、退屈極まりない。
仲代達矢さんがアテレコをしたらいいような、
絶叫調のセリフの連続。。。

 

 
という訳で、私は同じ日本のアニメでも、
先日観た、「パーフェクト ブルー」に断然軍配を上げるのでありました。
 



 
 

 

攻殻機動隊
(1995年)も大好きですよ^^