彼は日本のソクラテスなのか?
彼は日本のソクラテスなのか?
山口良忠(1913~1947)
※映画「スターウォーズ」に関しては、人並み以上に詳しいんですが、(笑)
敗戦直後の世相等については、まだ生まれていないので、詳しくない。
山口良忠なる人の事を知ったのは、何時だった忘れましたが、
太平洋戦争の終戦後の食糧難の時代に、闇米を拒否して食糧管理法に沿った配給食糧のみを食べ続け、栄養失調で死亡した事(wikiより)で大変有名な人であります。なんでも、この方は悪法と知りながら法律を順守して死んでいたソクラテスを大変尊敬していたそうで、私の記憶違いでなければ、死後、この方を「日本のソクラテス」と讃える人々もいたそうな。
と一刀両断していたことを、父との少ない記憶の中で鮮明に覚えておりますが、
この方の事を、全くご存じない方は、ここをご覧いただくとして、
私も、あんまりこの方にいいイメージを持っておりません。
岸田秀も語るように、融通のきかない変わり者だったとしか思えない。
(写真を拝見しただけでも、そう思う。)
勿論、当時の荒みきった世相の中で、人々の尊敬を集めたのは想像できますが、
やはり、ソクラテスとは決定的に違うんじゃないのか?
何より、私が一番に疑問に思うのは、もしソクラテスならば、食糧管理法が当時の社会の現実にそぐわない悪法であると、堂々と公衆の面前で抗議してから、餓死したんじゃないのでしょうか?(「ソクラテス 最後の弁明」のように。)
議論をするのを好まない。黙って、相手に察してもらう事を期待する。
何の抗議もせずに、黙って死んでいく処が、たいへん日本人的だと私は思うのですが。。。
ご長老のご意見を伺いたいです。