日本的マゾヒズム

「日本的マゾヒズムとは、
精神分析小此木啓吾(1930~2003)が提唱した概念なんですが、
知らない人には何のことやらわからないでしょう。
小此木先生の著作を探せば、適当な文章が見つけられるんですが、
本箱をひっくり返すのが面倒なので、ネットからコピペします。

自分を責める事で逆に相手に罪悪感を引き起こす、人に尽くす事で恩を感じさせる、或いは相手の罪を許し受容する事で感謝の気持ちを引き出して人望を得る。人望を得て本当に人を支配する。この様な日本的支配原理・文化・戦略は先生によって“日本的マゾヒズム”と命名されました。

外国人には理解できない日本人の行動様式である
「神風特攻隊」「過労死」なんかも、
この概念で説明できるやもしれません。

自分を責める事で逆に相手に罪悪感を引き起こす
人に尽くす事で恩を感じさせる





メジャーリーグ
に挑戦した日本プロ野球の一流投手が、
次々と怪我に見舞われています。
原因は、メジャーリーグの環境が過酷なので、
なじめなかったという考え方もあるでしょうが、
多くの識者が指摘するのは、日本球界時代の球の投げ過ぎ
投手の肩は消耗品なんだそうで、連投する事は選手生命を縮めることになります。
しかし、
以前に私がこのブログで指摘したように、


あの優勝が懸かった日本シリーズの決戦で、
マー君が連投することを拒否していたら、
「あいつは自分の事しか考えない個人主義者だ。」
と世間は非難したでしょう。
マー君が皆に愛されるのは、
やはり「日本的マゾヒズムを実践したからであります。

でもねえ。。。
やはり、もう少し個人の才能を大事にする社会になれないもんでしょうかね~
と私は思うのでありました。