エライ人

エライ人



以前に読んだ心理学の本で、詳細は忘れましたが、
フロイトの時代には、”性の抑圧
”ということが社会の大問題だったが、
現代においては、ナルチシズム
がそれに取って代わっている。」
というようなことが、書かれておりました。

なるほど、私の周りの人を見まわしただけでも、
「俺は偉い人だ。」だとか、「そういう点では、君も偉い。」だとか、
皆が、自分の偉さを競っているように思える時があります。
以前、私が、私の義理の叔父と大喧嘩した時にも、
私がぞんざいな口を利くので、
「俺は偉い人かもわからんよ~」と叔父は自分で宣うのでありました。
確かに、義叔父は京都学園大学の学長にまでなった人なので、
「エライ人」なのかもわかりませんが、
「そんなこと、自分で言うかなあ。。。」と私は思いました。

本当に偉い人は、自分で自分を偉いと思っていたんでしょうか?
例えば、キング牧師は、
「俺は偉いんだ~」と思いながら最後の一日を過ごしたのでしょうか?

本人の主観は信用できない

というのが、精神分析の教えです。
舛添要一さんの言動なんか見ていても、
学歴社会が、ナルチシズムに拍車をかけているように私には思えるのですが。。。