2017-05-10 アラン・ドロン引退 映画【1960年代】 アラン・ドロン引退って、まだ俳優やってはったんですね。(笑)「フランスを代表する」とか、「美男子の代名詞」とか呼ばれるけれど、私の知る限り、フランス本国より日本で、絶大な人気があったスターでした。(自身も「私が俳優稼業を続けられたのも、日本での人気のお陰。」と言っておりました。)アメリカ進出に何度か挑戦していますが、上手くいかなかったようです。『太陽がいっぱい』(1960年)や『山猫』(1963年)の、若き野心家を演じていた頃が一番良かったですよね。ちょっと危ない魅力が、乙女心を引き付けたのでしょう。親日家というより、おそらく金儲けのために、しばしば日本に来ておられますが、学生運動華やかな頃には、「日本に革命が起きる。」と来日を取りやめたこともありました。個人的には、来日して、お刺身を山盛りもてなされて、当惑した表情のアラン・ドロンが一番印象に残っております。(笑)