サッカー・ワールドカップについて
サッカー・ワールドカップについて
Jリーグができたころも、私は日本のサッカーが強くなっていくことに懐疑的でした。ブラジルには「日本人にサッカー」という諺があるそうで、こういう激しいスポーツは、「上品な」日本人には向かないのではないかと。。。
でも、最近は風向きが変わってきたみたいですね。世界で沢山の日本人選手が活躍しております。選手を育成するシステムも野球より優れているらしいし、世界的に有名な選手がJリーグでプレーするようになってきました。あと20年位したら、世界の強豪の仲間入りをするやもしれません。
ただ、ワールドカップについての記事を読んでいていつも浮かぶのは、どの国もナショナリズムが余りに強すぎないか?という疑問です。ナチスドイツのように戦争でナショナリズムを高揚させるより、無邪気でいいとは思いますが、イランでは自殺点を献上してしまった選手が、サポーターに殺されたこともあるらしい。たかが球蹴りに、そこまで入れ込むことはないだろう。
このブログで何度も引き合いに出している諺ですが、
愛国心は、ならず者の最後の隠れ家
と言います。日本のサポーターのマナーの良さがいつも話題になりますが、要は日本には労働者階級というものが存在しないからでしょう。良くは知りませんが、ほかの国は、サッカーが労働者階級の欲求不満のはけ口になっているだけに過ぎないのではないか? なんか、危険な傾向だと思うんですがねえ。