映画「ハン・ソロ/スターウォーズストーリー」を鑑賞する!

映画「ハン・ソロ/スターウォーズストーリー」を鑑賞する!

2018年 アメリ




何でも、スターウォーズ作品群での初めての赤字映画になるとのことで、世評もも一つ芳しくないこの作品でしたが、私は、まあまあいいと思いましたよ~

評判が悪いのは、つい最近、世紀の駄作
「最後のジェダイが公開されたばかりで、皆が、濫発されるスターウォーズに食傷気味である事、それとスターウォーズに対する期待値があまりに高すぎることに由来するでしょうね。
そうしばしば、名作が作れるものではありません。明らかに金儲けの為だけに監督を引き受けたロン・ハワードの職人技に、敬意を表しておきましょう。



この映画に違和感を感じる一つには、ハリソン・フォードの当たり役であるハン・ソロを、オールデン・エアエンライクが引き継いだことにあるかもしれません。両者では、微妙にキャラクターが違いますからね。ハン・ソロの魅力は、「悪党ぶっているが実は育ちのいいインテリである」ことがバレてしまう処にあると私は思うのですが、そう言う魅力がオールデン・エアエンライクには、も一つ欠けている。



でも、お話は結構楽しめました。ハン・ソロの生い立ち、盟友チューバッカ、ランド・カルリジアンとの出会い、謎の美女キーラ。。。スターウォーズ旧作(特に「帝国の逆襲」)へのオマージュがあまりに多すぎるのは気になることですが、まあこれも、この映画が一種の戯作である以上、仕方がないでしょうね。



個人的趣味で言うと、おそらく黒澤明からジョージ・ルーカスローレンス・カスダン(この映画の脚本家)に引き継がれたであろう「女性不信」が、この映画に脈々と息づいていることに、大変喜びを感じました(笑)



↑ロボットに仮託した小煩いフェミニズムのパロディにも笑えました。

明らかに、続編を想定した作りになっております。しかし、続編が作られることはあるのでしょうか?(最近、こういうのが多いなあ。
続編が作られれば、是非観たいと思うSWファンの1人です。