映画「博士と彼女のセオリー」を鑑賞する!

映画「博士と彼女のセオリー」を鑑賞する!

2014年 イギリス



※別に、映画ばかり見て暮らしている訳ではないのですが、お暇な方だけお付き合いくださいませ。

今年3月14日に他界した車椅子のニュートンこと物理学者ティーヴン・ホーキンスの伝記映画であります。感動的なお話でした。




でも、「感動的」だったのは、映画そのものというより、取材した実話の方だったのかもしれません。若くして筋萎縮性側索硬化症という病に侵された物理学者の苦闘の歴史。物理学に全く弱い私には、学問的業績の話は分かりませんでしたが、奇麗ごとでは済まされない夫婦間のトラブルは、よく理解できました。世界的名声を与えられながらも、やはり健常者に憧れ、嫉妬する博士の心理も。



この映画で、アカデミー主演男優賞を貰ったエディ・レッドメインは、納得の演技。私は博士本人に会ったわけではありませんが、まるでホーキング博士自身が演じている様でした。

ただ、毎度書きますように、こういった障碍者の役を演じると、アカデミー賞を貰えるという「慣例」には、違和感を感じてしまいます。それって、差別意識の裏返しじゃないの?