サリンジャー未発表原稿、出版へ
サリンジャー未発表原稿、出版へ
J.D.サリンジャー(1919~2010)の未発表原稿が出版されるそうな。
サリンジャーと言えば、小説「ライ麦畑でつかまえて」(1951年)があまりにも有名ですが、私は未読。それよりも、そののちに書いた「グラース・サガ」と呼ばれる作品群が私は大好きなんです。
別に通ぶっている訳ではなくて(笑)、これらの作品群は 文学的に大変優れていると素直に私は思う。「グラース家」の天才兄弟のお話なんですが、小林一茶の俳句なんかも出てきて、親しみやすい内容です。
その後、作品を殆ど発表しなくなって、マスコミから逃避した隠遁生活を送るようになって、ますますその「名声」に拍車がかかりました。「サリンジャーを探して」と言う本までもあります。誰もが、有名人になりたがる大衆社会において、異質な存在ですよね。思うに、一種の社会恐怖症になったんじゃないか?
この度、未発表原稿が発表されることになって、私は興味津々。「グラース・サガ」の続きが読めるかもしれませんね~