今頃、映画「マイノリティ・リポート」を鑑賞する!

今頃、映画「マイノリティ・リポート」を鑑賞する!

2002年 アメリ



スピルバーグトム・クルーズの大物コンビによる近未来SFサスペンス。「ブレードランナー」「トータル・リコール 」の原作者フィリップ・K・ディックの短編小説を映画化。特撮工房ILMによって作り上げられたリアルな近未来世界が展開する。キャメロン・ディアスキャメロン・クロウがカメオで出演。
 西暦2054年、ワシントンDC。政府は度重なる凶悪犯罪を防ぐ策として、ある画期的な方法を採用し、大きな成果をあげていた。それは、“プリコグ”と呼ばれる3人の予知能力者によって未来に起こる犯罪を事前に察知し、事件が実際に起きる前に犯人となる人物を捕まえてしまうというもの。ジョン・アンダートンはその犯罪予防局のチーフとして活躍していた。しかし、ある日、ジョンは自分が36時間以内に見ず知らずの他人を殺害すると予知されたことを知る。一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走するのだが…。
<allcinema>




S.スピルバーグのSF系の映画は大好きなので、期待して観たのですが、も一つ期待外れの内容でした。
原作は、フィリップ・K・ディックだから設定は斬新だし、そのSFXを駆使した未来世界も目を見張るものがありましたが、如何せん、お話全体がよくある話。。。
悪者がすぐに誰だかわかってしまいますし、テーマが、行き過ぎた管理社会への警告とか、「結局未来を決めるのは自分自身の意志だ」と言った様な、いかにもハリウッド映画が好みそうな無難な線で落ち着いております。脚本が、盛り上がりに欠けるんですね。







もうちょっと、シニカルなお話にすればもっと面白かったと思うんですが、やはり万人に愛される映画作りを目指すスピルバーグに、それを求めるのは無理と言うモノでしょうか?

トム・クルーズがもひとつ肌に合わないというのもありますけどね。